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スペイン・サスペンスの帝王(だと思う)オリオル・パウロの魅力とは

(Amazon) いわゆる「2時間サスペンス」と呼ばれるドラマのおもしろさが、子どもの頃は全くわからなかった。 同じような登場人物、同じようなストーリー、同じような展開、そして同じような結末… 「こんなもの誰がおもしろがって見るんだろう」なんて失礼な…

エロなし風俗漫画が贈る、多種多彩な人間ドラマ『フルーツ宅配便』

とある郊外のデリヘル店にスポットをあてた漫画『フルーツ宅配便』(著者:鈴木良雄)。ビックコミックオリジナルにて現在連載中で、昨年末には最新刊の第5巻が発売されました。 本作の特徴としてよく指摘されるのが、煽情的な描写やエロ描写が一切ないこと…

当ブログの人気記事まとめ!

本日、はてなブログさんからこんなメールが届きました。 もう1年になるんだ・・・と(時間の流れの早さに若干ゾッとしながらも)、飽きっぽい私にしてはよく続いてるなぁとしみじみします。 といっても日記的なブログとして始めたものを途中から映画メインの…

ヌートンさんで映画記事を書きました(3作品紹介)

nuwton.com

視覚障害を隠して超一流ホテルマンに!実話ベースのハートフルコメディ

映画を紹介するとき、ジャンルを何とするか迷うことがある。ホラーかスリラーか、ヒューマンドラマかアクションか…などなど。 しかし今回ご紹介する映画『5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~』については、感動のヒューマンドラマにしろハートフル…

未体験ゾーンの映画たち2018開幕!個人的に観たい10作品

映画イベント『未体験ゾーンの映画たち2018』が本日1月6日、いよいよスタートします! 上映されるのは様々な理由で日本公開が見送られている世界中の傑作・怪作61作品。期間は1月から4月上旬にかけて、劇場はヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅…

【新春特集】爆笑と元気がもらえる、中年ダメンズのショータイム!

新春特集も3記事目となりました。三が日も今日でおしまい、明日からまた仕事か…とげんなりしている人も少なくないのでは? そんな憂鬱な気分を思いっきり吹き飛ばしてくれる映画がこちら!不況に見舞われた田舎町に暮らす中年ダメンズが一攫千金を狙い男性ス…

【新春特集】こんなお父さん最高!おいしい料理がつなぐ父子の絆

三が日も2日目。お正月は普段仕事が忙しいお父さんにとって、お子さんと一緒にいられる大事な時間ですよね。 親子でお雑煮を食べながらゆっくり過ごす正月タイムに、ぜひおすすめしたい映画がこちら!有名料理店をケンカ辞めしたバツイチの名シェフが、息子…

【新春特集】観ると思わずポジティブになってしまう建築ラブコメ!

新年あけましておめでとうございます。 新たな1年の始まりに胸をワクワクさせ、充実した年にするぞー!と意気込んでいる人も多いのではないでしょうか? そんなポジティブなスタートを切りたいときにぴったりの映画がこちら!ちょっとおバカな天才建築家の女…

インスタで振り返る2017年に劇場で観た映画ベスト10

私がInstagramを使い出したのは今年の始めのことで(多分)、もうすぐ1年になる。アップする写真は、当初からそう決めていたわけじゃないけど、気づいたら映画まみれになっていた。 その多くは劇場で観た作品だ。今写真を見返してみると、この作品を観たのは…

大切な人のスマホって見たい?大人のためのハラハラコメディ!

コメディと一口に言っても様々ですが、今回ご紹介するイタリア映画『おとなの事情』はタイトルの通り、大人のためのコメディです。 メインの登場人物は全員アラフォー・アラフィフ。酸いも甘いも経験しつくした余裕ある大人の彼らですが、ちょっとした悪ふざ…

なぜ性犯罪は暴かれなければならないのか?その答えとなる実話の物語

2年前、あるジャーナリスト映画がアカデミー賞作品賞・脚本賞をW受賞しました。 タイトルは『スポットライト 世紀のスクープ』。ボストン地方紙のわずか数名の記者がカトリック教会による大規模な犯罪隠蔽システムを明るみにしたという、衝撃的な事件を映画…

自由奔放な母と堅実な娘、30年ぶりの再会が新しい人生を生み出す

小悪魔的な美貌で半世紀以上スクリーンに輝いてきたカトリーヌ・ドヌーヴと、等身大の女性を演じさせたらピカイチで2016年にはセザール賞を受賞したカトリーヌ・フロ。 フランスを代表する2人の名女優が、現在公開中の映画『ルージュの手紙』で夢の初共演を…

カトリーヌ・フロ映画なら絶対これ観て!『女はみんな生きている』

フランス人女優、カトリーヌ・フロをご存知でしょうか? (映画『ルージュの手紙』公式サイトより) カトリーヌ・フロカトリーヌ・フロは1956年パリ生まれの女優。フランスの国家功労勲章受賞者。『C階段』(85年)で注目を集め、『家族の気分』(96年)でセザ…

猫映画はもういいよ…な人こそ観て!映画『猫が教えてくれたこと』

近年は、猫も杓子も猫コンテンツである。そろそろ“ねコンテンツ”なんて言葉が流行ってもいい頃だ。どいつもこいつも猫を出しておけばウケると思ってる。こっちはもうおなか一杯だ。 こうした現状が私に“猫”のつく作品への偏見を持たせてしまった。どんなに高…

映画『IT』をこれから観にいく人へ。…ピエロを笑わないであげて

日曜のレイトショーにも関わらず、小さな劇場は満席だった。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の恐ろし気なビジュアルはあちこちに出回っているのに。眠れなくなって明日の月曜に響いたらどうするつもりなんだろう。 しかしそんなことは杞憂に過ぎ…

ちゃんと怖がらせてから笑わせます!ホラー映画『ゲット・アウト』

白人ガールフレンドの実家を訪れた黒人青年が、とんでもなく怖い目にあうホラー映画『ゲット・アウト』。 低予算制作ながら全世界興行収入2億5200万ドル超、辛口批評サイト・ロッテントマトにて『ドント・ブリーズ』(87%)や『IT イット “それ”が見えたら…

モテるのは顔がパティンソンだからじゃない!映画『グッド・タイム』

世の中にはやたら女性にモテる男がいる。 ルックスがいいとか性格がいいとか口が達者とか、いろんな要因があってのことだろうけど、一番の要因はやっぱり「女性をよく知っている」ことだ。 今回ご紹介したい映画『グッド・タイム』の主人公・コニーもその1…

だから米ポップカルチャーにはこういう作品が浮かび上がってくる【映画『グッド・タイム』】

ロバート・パティンソン主演作『グッド・タイム』の試写会が10月24日、渋谷・ユーロライブで開催された。 監督・脚本は『神様なんかくそくらえ』のサフディ兄弟。 上映後のトークイベントには映画・音楽ジャーナリストの宇野維正氏が登壇。作品の裏話や魅力…

前髪ありなし迷子女子は映画『アトミック・ブロンド』を観よ!

「前髪を作りたい」と言うと、美容師はみんなこう言う。「大変ですよ」。 毎朝、きちんとセットしなきゃいけない、あなたにはそんなのできないでしょ?ということだ。実際、私にはきっとできない。ストレートアイロンさえ持っていない私である。顔を見ただけ…

オードリー関係なしにも面白いから観て!映画『暗くなるまで待って』

オードリー・ヘプバーンにどんなイメージをお持ちでしょうか? ちょっと検索すれば、女優としてだけじゃなく生き方そのものが美しすぎるでしょ~というエピソードがゾロゾロ。 意識高い系女子&マダムなら10人中9人が好きな女優ですよね。(たぶん) 反面、…

アラサー男性なら絶対共感できる日常系ラテン映画『7日目』

仕事は大事、妻と子どもはもっと大事。 だから結論は決まっている。なのに仲間に言い出せない。 日曜日に仕事が入り、草サッカーの決勝戦には出られなくなった、と… 2017年・第14回ラテンビート映画祭で上映されたアメリカ映画『7日目』。 ニューヨークで暮…

【2017年ラテンビート映画祭】バルト9の大劇場でラテン映画を満喫してきた

行こう行こう…と思いつつ日程が合わず行けないでいたラテンビート映画祭。 東京会場の最終日前日、ようやく参加。新宿バルト9の大劇場でスペイン語映画2作品を楽しんできた。 鑑賞したのは大都会ニューヨークで働くメキシコ系移民の1週間を追った映画『7日目…

ネタバレ注意!高評価のスパニッシュサスペンス映画『ロスト・ボディ』

【スパニッシュサスペンス第2弾!】 先日の『消えた少年(ボーイ・ミッシング)』に引き続き、スパニッシュ・サスペンス2作目として映画『ロスト・ボディ』を観た。 Amazonでレビュー数36に対し星4.5という高評価。 実際のところ「これは絶対おもしろい」と…

最後の一瞬まで気が抜けない!スパニッシュサスペンス『消えた少年』

スペインのサスペンス映画『消えた少年』(『ボーイ・ミッシング』)を観た。 (NETFLIXより) 『笑う故郷』『人生スイッチ』のおかげで、スマホにスペイン語アプリをインストールするくらいラテン映画がマイブーム(死語なんて言わないで)。 コメディ以外…

『人生スイッチ』は噂以上の酷い映画だった(※褒めてます)

アルゼンチン・スペイン合作映画『人生スイッチ』を観た。 (映画公式サイトより) 『人生スイッチ』はオムニバス形式のコメディ映画。 HuluやNETFLIX、dTV、U-NEXTなどの大手動画配信サービスでデジタル配信もされている。 酷い映画だという噂は聞いていた…

ノーベル賞受賞!作家カズオ・イシグロの経歴と映像で楽しめる3作品

昨夜、2017年のノーベル文学賞の受賞者が発表された。イギリス人のカズオ・イシグロ氏だ。 初めてその名前を聞くと一瞬「ん?」となるかもしれない。カズオ・イシグロは日本生まれイギリス育ちで20代の時にイギリス国籍を取得した、日系イギリス人作家である…

思い出は美しく。一夜の恋を3つの視点から描いた恋愛映画『ポルト』

昔話に花が咲く時、「思い出」というものは個人の所有物だと実感する。 同じ時、同じ場所にいたはずなのに、私が覚えていることを相手が覚えていなかったり、相手が覚えていることを私がすっかり忘れていたりするのだ。 私にとって悲しい思い出が相手にとっ…

人の本性は笑える?怖い?コメディ映画『笑う故郷』がおもしろ怖い!

24時間を素の自分で過ごす人は、そうはいないだろう。 他人に対し仮面をかぶるのは普通のことだし、場合によってはマナーだ。 とはいえ思いがけず仮面が外れ、本性が覗いてしまうこともある。 そんな時は何が起きるのだろう? 喜劇だろうか、悲劇だろうか? …

ドンチャンコメディ×動物=未体験の笑い!映画『黒猫・白猫』

ユーゴスラビアが生んだ鬼才、エミール・クストリッツァ監督。 現在公開中の最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』が注目を集めていますね! 『オン・ザ・ミルキー・ロード』は戦時中のある国を舞台に、運命の恋に落ちた男女の逃避行を描くラブストーリー。 …