table pumpkin

宮沢りえは絶対ベストキャスト!戯曲『ワーニャ伯父さん』

 

チェーホフの戯曲『ワーニャ伯父さん』が8月末から9月にかけて上演されます。
場所は東京・新国立劇場 小劇場。

 

f:id:kabo123:20170811175349j:plain

(公式サイト)

 

初めて読んでから数年、『ワーニャ伯父さん』は「一度は舞台で観てみたい」とずっと思っていた作品。

しかし金欠にも関わらず今回チケットをボチッてしまった理由は他でもありません。

 

 

f:id:kabo123:20170812075702j:plain

 

 

エレーナはメインキャストの1人で、27歳の美女。

宮沢りえさんは言わずと知れた美人女優ですが、現在44歳。

 

これって、これって・・・

 

 

f:id:kabo123:20170812075717j:plain

 

 

「ん?ちょっと歳が離れてない?でもまあ舞台だし・・・」って?

ところがどっこい、エレーナはただの(?)27歳じゃないんです!

 

 


*****

 

 


『ワーニャ伯父さん』の舞台は19世紀ロシアの田舎。

しかし時代も国も越えて「いそう」な人々、「ありそう」な悲劇を描いた人間ドラマです。

 

エレーナは夫とともに田舎に滞在していますが、普段は都会で暮らす女性。

上品かつ知的な27歳、とびきりの美人です。

 

f:id:kabo123:20170811175957j:plain

 

一口に美人といってもタイプは様々ですが、エレーナは美形の顔立ちにミステリアスな雰囲気を持つ、魔性の女タイプの美人。

 

そう、まさに宮沢りえタイプの美人なんです!

 

 

f:id:kabo123:20170811180032j:plain

 

 

「でも実際に27歳前後で、そのタイプの美人女優もいるでしょ?44歳の宮沢りえがベストキャストとは言えないんじゃないの?」って?

 

 

f:id:kabo123:20170812080105j:plain

 

 

エレーナは若い女優さんより、人生経験を積んだ女優さんの方が絶対ベストキャストになる!

 

というのもエレーナの表情には、いつも影があるからです。

 

実はエレーナの夫は彼女よりずっと年上。

かつては著名でモテモテの学者でしたが最近は完全に落ち目、四六時中エレーナにグチグチ言うだけのオッサンと化していました。

 

 

f:id:kabo123:20170812080343j:plain

 

 

オッサンの毒気にあてられたエレーナはすっかり厭世的になってしまったのです。

 

f:id:kabo123:20170811180252j:plain

 

しかしエレーナはけして陰気な女性ではなく、こんな夫のことも気づかうし、義理の娘とも仲良くしようと優しく歩み寄るし、カッコいい男性に出会ったらちょっとドキドキしたりもします。

それでいて誰かに深入りすることはありません。

 

「陰気じゃないのに影がある」「厭世的だけどメンヘラじゃない」「感受性はあるのに執着しない」・・・

とどのつまり「こじらせることなく、静かにあきらめている」のがエレーナ。

 

「えー、27なら人生イヤになっても、まだジタバタしちゃう歳じゃないの?」と思ってしまいますが、エレーナはそういう女性。

 

だからこそアラサーそこらの女優さんより、人生山あり谷ありをたくさん経験した宮沢りえさんみたいな女優さんの方が、エレーナ役にはぴったりなんです! 

 

 

 

*****

 

 

 

舞台『ワーニャ伯父さん』。

宮沢りえさんのエレーナ含め、今からとても楽しみです。

 

ちなみに長々とエレーナの魅力についてだけ書きましたが、『ワーニャ伯父さん』のヒロインはエレーナではありません。

ヒロインは主人公・ワーニャの姪、ソーニャです。

 

ソーニャはメインキャストの中で唯一、しっかり地に足が着いている善良な娘さん。

むしろそのために、クライマックスまでは華やかなエレーナの方に目を引かれがちです。

 

でもやっぱり本作のヒロインはソーニャ。

なぜって、作品を読み終えた後に最も強烈な印象が残るのは彼女だから・・・

 

ソーニャの魅力についてはぜひ作品を読んで、あるいは観て、確かめてみてください!

 

 

www.siscompany.com 

ワーニャおじさん (岩波文庫)

ワーニャおじさん (岩波文庫)

 

 

 

★『ワーニャ伯父さん』についてもっと知りたい方には、こちらの本がおすすめ!

 

 

f:id:kabo123:20170917111636p:plain