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ネタバレ注意!高評価のスパニッシュサスペンス映画『ロスト・ボディ』

スパニッシュサスペンス第2弾!】

 

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先日の『消えた少年(ボーイ・ミッシング)』に引き続き、スパニッシュ・サスペンス2作目として映画『ロスト・ボディ』を観た。

 

Amazonでレビュー数36に対し星4.5という高評価。

実際のところ「これは絶対おもしろい」と期待のハードルを上げた状態で観始めた人をも十分に楽しませてくれる、パワフルな作品だった。

 

 

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(Amazonより)

 

 

『ロスト・ボディ』は妻を亡くしたある男の一夜を追いかける物語。

男が一晩で一生分の興奮、混乱、不安、恐怖、そして絶望を味わう様子を描く。

 

「死体置き場から死体が消える」というミステリアスなスタートからの、意外に次ぐ意外な展開。男は劣勢のボクサーのようにロープへ追い詰められていく。

しかし本当の結末はリングを降りた後に待っていた。

 

この記事では未見の人向けに、物語の核心には触れない範囲で『ロスト・ボディ』の魅力を紹介したいと思う。

しかしネタバレ要注意の作品なので、できればこれ以上何も知らずに観てほしい。

配信サービスではHuluとNETFLIXで扱っている。

(観たら戻ってきて記事も読んでね!約束ね!?) 

 

 

 

 

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恐怖に顔を歪めた男が森の中をひた走り、飛び出した山道で車にはねられる…という衝撃的なシーンで本作は幕をあける。

彼は死体安置所に務める夜警だった。

 

 

あらすじ

 

深夜、死体安置所からある遺体が姿を消した。

遺体はその日、心臓麻痺で亡くなった女性だった。

防犯カメラに映っていたのは、夜警の男性が何か恐ろしいものを見たかのように建物を逃げ出す姿。

警察は女性の遺族に連絡し、彼女の夫を死体安置所に呼び出した。

言動に不審な点が見られる夫。警察は彼が遺体の失踪、さらに妻の死にも関与しているのではと疑い始める。

  

 

本作の主人公はこの夫・アレックスだ。

警察が睨んだ通り、彼は妻の死に関わっていた。

 

アレックスは年上で実業家の女性と結婚したおかげで会社社長の椅子を得た。

しかし最近若く美しい女性と出会い恋に落ち、何とかして妻と別れたいと考えるように。

とはいえ離婚となれば財産をすべて失っていまう。

そこでアレックスは医学の知識を悪用し、病死に見せかけ妻を殺したのだった。

 

 

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「ネタバレしてるじゃないか!」と思われるかもしれないが、ここまでの真相は開始10分で明らかになるプロローグ。

 

本作の冒頭にはクライム・サスペンスの雰囲気が漂っている。

コロンボ&古畑型、すなわち最初に犯人が明示されその犯行の全貌を警察がいかに暴くかを見せるストーリーだ。

 

ところが物語が少し進むと、雰囲気はミステリー・サスペンスに変わる。

警察は妻殺しも死体の失踪もアレックスの仕業だと考えているが、アレックスは死体の件には関わっていないのだ。

 

 

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誰がなぜ、妻の死体を盗んだのか?

妻の死について警察にシラを切りながら、アレックスの中で言いようのない不安が広がっていく。

 

そんな中、警察の目を盗むようにして、アレックスに“言葉のないメッセージ”が届き始める。

薬壜、手紙、パスワード…どれも妻の殺害計画につながるものだった。 

言わんとするところは明らかである。

「お前が妻を殺したと知っているぞ」

 

つまり冒頭の“警察とアレックスの対決”という構図に、謎に包まれた第三の人物の存在が確立されるのだ。

 

 

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ここから物語は一気にホラーの様相を呈してくる。

警察が勾留を決めたことで、アレックスに逃げ道はなくなった。

第三の人物はまるでいたぶるかのように、アレックスをじわりじわりと追い詰めていく。

 

1つのメッセージを受け取るたび、アレックスの頭には妻との思い出が1つ蘇る。

まさか、これは復讐なのか…?

もはや雰囲気は完全にスリラー・サスペンスだ。

 

 

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このように雰囲気が変化していくことからもわかる通り、本作では次から次へと予想外の展開が巻き起こる。

話が進むにつれどんどん緊迫感が高まり、それに比例してラストのどんでん返しから受ける衝撃も高まる。

まさにサスペンス映画の魅力をギュッと詰め込んだような作品なのだ。

 

「やっぱりずいぶんネタバレした!」と感じられたら申し訳ない。

しかしこの記事で紹介しているのは、本作のほんの上澄みだ。

ここまで読んでくださった未見の方も、ぜひ期待のハードルを大いに上げ、鑑賞してみてほしい。

 

 

 

★本作が見られる動画配信サービス

 

★本作と同じくオリオル・パウロ脚本の映画『消えた少年』もおすすめ!

(こちらも二転三転のはてどんでん返しの結末という展開だったので、パウロ氏得意のスタイルなのかも?)

www.kabo-cha.com

 

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