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アラサー男性なら絶対共感できる日常系ラテン映画『7日目』

 

仕事は大事、妻と子どもはもっと大事。

だから結論は決まっている。なのに仲間に言い出せない。

 

日曜日に仕事が入り、草サッカーの決勝戦には出られなくなった、と…

 

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 2017年・第14回ラテンビート映画祭で上映されたアメリカ映画『7日目』。

ニューヨークで暮らすメキシコ系移民・ホセの1週間を、ドキュメンタリーと見紛うようなリアルなタッチで切りとった作品です。

 

アメリカ、移民の主人公という舞台設定から、社会派の難しい映画と思うかもしれません。

しかし純粋に日常系ムービーとしておもしろく、日本人でも引き込まれるストーリーで、特にアラサーくらいの男性ならきっと共感できる作品でした。

 

 

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ブルックリンで同郷の仲間たちと共同生活をしているホセ。

週6日は自転車でのデリバリーの仕事をこなし、日曜には友達と草サッカーを楽しむ日々を送っています。

 

真面目に働くホセはオーナーから信頼され、マネージャーへの昇進も夢じゃない。

故郷に残してきた妊娠中の妻も近くアメリカに呼べそうなので、子どもには市民権を持たせてあげられる。

自身がエースを務めるサッカーチームは決勝戦に駒を進め…と、全ては順調でした。

 

ところがある月曜日、ホセは週末の日曜出勤を命じられます。オーナーの大切なお得意様がパーティの予約を入れたためでした。

その日曜はサッカーの決勝戦が開催される日。エースの自分が出場できなかったらチームは負けてしまう…

 

もちろん草サッカーのために仕事を棒にふるわけにはいきません。妻や生まれてくる子どものためにも、どちらを選ぶべきか答えは決まっていました。

しかしホセはチームの仲間に言い出せず、葛藤を抱えたままいつもの毎日を過ごします。

 

仕事、妻子、仲間、ぜんぶ大事。はたしてホセの結論は?

 

 

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映画『7日目』で起きるのは「仲間との約束が仕事とバッティングした」という小さな事件だけ。

その小さな事件によって、主人公・ホセが人生の岐路に立っていたことが浮き彫りになります。

 

仕事での昇進や親になること、未来へ繋がる素晴らしいものを得る代わりに背負う責任は増していく。

大事なものの優先順位は、身軽だった若者の頃とは変えなければならない。

そんなことはちゃんとわかってる…でもいざ「どちらを選ぶの?」と目の前に突きつけられたら、仲間との約束を軽々しく二の次にできない。

 

もしこの事件が起きたのが数年前だったら、ホセは少しも迷わず仕事を辞めて試合に出ていたかもしれません。

またもし数年後、昇進もはたし子どもも生まれた後だったら、やはり迷わず仕事を選んだでしょう。

ホセの葛藤はこの事件がちょうど、彼が岐路に立っているこのタイミングで起きたからこそ生まれたものです。日曜日のあの行動も。

 

仕事を選ばなければとわかっていながらも迷い悩むホセ。

彼が日曜日に何を選んだのかは、ぜひ劇場で確認してみてください。

 

映画『7日目』は第14回ラテンビート映画祭にて、 10月21日(大阪)・11月5日(横浜)に上映予定です。

 

7日目
En el séptimo día
監督:ジム・マッケイ
出演:フェルナンド・カルドナ、ヒルベルト・ヒメネス、アベル・ペレス
製作:2017年、アメリカ
上映時間:97分

 

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