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ちゃんと怖がらせてから笑わせます!ホラー映画『ゲット・アウト』

 

白人ガールフレンドの実家を訪れた黒人青年が、とんでもなく怖い目にあうホラー映画『ゲット・アウト』。

 

低予算制作ながら全世界興行収入2億5200万ドル超、辛口批評サイト・ロッテントマトにて『ドント・ブリーズ』(87%)や『IT イット “それ”が見えたら、終わり。』(85%)を超える高評価99%を叩き出した、大大大ヒット作です。

 

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(映画公式サイト) 

 

そんなこと聞いたら期待しちゃうじゃないですか。どんだけ怖いの〜!?って。
だから昼間に観に行きました。池袋のシネマロサでレイトショー割引対象作だったんですが「夜は無理でしょ、眠れなくなるよ」と。

 

・・・が。結論から言うと、レイトショー全然OKなホラーでした。

 

すごく面白いし、ちゃんと怖い。

でもそれ以上に笑える。

 

あからさまにギャグに走っているわけじゃありません。登場人物はみんな大真面目です。ガチで怖がらせにきます。

 

なのに作品のベクトルが完全にギャグ。

映画『スペル』みたいな笑える系ホラーでした。

 

 

 

あらすじ

写真家の黒人青年・クリスは白人のガールフレンド・ローズに招待され、郊外にある彼女の実家の屋敷を訪れる。

 

あたたかくクリスを迎えるローズ一家だったが、一見愛想のいい態度の端々に滲みでるのは黒人への差別意識

温厚なクリスは不快に感じながらも、愛するローズのため笑顔で我慢していた。

 

しかし徐々にクリスが感じるものが、不快から疑問、そして恐怖へ変わっていく。

屋敷で働く黒人の使用人たちの様子、“いけ好かない”では説明のつかない白人たちの言動・・・

 

何かがおかしい。そう気づいた時、クリスはすでに逃げ場を失っていた。

 

 

 

ホラーとしてちゃんと怖い

 

本作は“違和感”の怖さを描いたホラーです。

白人一族は嫌なヤツらですが、当初は普通の嫌なヤツらで怖くはありません。

 

まず観客をビビらせてくれるのは、一族の中にいる黒人たち

屋敷で働く2人の使用人と、白人マダムの愛人?らしき若い男です。

 

彼らはみんな礼儀正しくにこやか。

にも関わらず、ど〜〜〜見ても、何かが不自然なんです。

 

別に“笑顔だけど目が笑ってない”とかじゃありません。

目もちゃんと笑ってるし、

 

 

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口元も笑ってる。

 

 

 

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が、

 

 

 

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怖い。

 

この「何かがおかしい、それは間違いない。でも何がおかしいのかわからない。周りの人たちはみんな普通にしている。気のせいなのか?おかしいと感じる自分が変なのか?いやそんなはずは」は、考えたら一番たまらない状況ですよね。

得体の知れないものを感じているのに、それが“違和感”の範囲内だから、大騒ぎするわけにも逃げ出すわけにもいかない。

 

クライマックスで種明かしがあり、白人一族たちも普通じゃない本性をみせ激しい流血の事態となるのですが、ぶっちゃけそこからは怖くありません。

 

何なんだよぉぉぉ一体!?」こそが本作の恐怖の見どころ!
笑える系ながらホラー映画として、しっかり怖がらせてくれます。

  

 


でもやっぱりギャグ

 

ホラーとしてちゃんと怖い本作。

ですが、そのベクトルはどうしてもギャグなんです。

 

怖がらせるためのシーンが、ちゃんと怖いしビビらされちゃうんだけど、同時にギャグにもなっていて、どうしても笑いがこみ上げてくる・・・という。

 

“ギャグの面白さ”って(私の筆力では)文章で説明しても「ふうん」にしかならないと思うのですが、それを承知の上でワンシーンだけご紹介。

主人公・クリスが深夜、1人屋敷の中を歩いて外に出るシーンです。

 

 

**********

 

 

まずジャブとしてクリスが通り過ぎた後の画面。

真っ暗な屋敷、誰もいない・・・すると突然効果音が鳴り、廊下を通り過ぎる黒人女性の使用人の姿が!

 

 

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ヒェッ、とビビる観客。が、ちょっと「ん?」な思いも。

 

静寂な中でいきなり怖いものがうつり怖い効果音が鳴る、というのはホラーではおきまりの演出。

でもこのシーンは屋敷の中を使用人が歩いただけ。

「あれ?これ怖いものか?」という疑問がビビッた次の瞬間、頭をよぎるんですね。

 

そして外に出たクリスが煙草に火をつけ一服していると、突如とんでもないものが目に飛び込んできます。

暗闇の中、屋敷の向かいの林の方から全速力で走ってくる黒人男性の使用人!

 

 

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これは怖い。当然クリスもビビります。なにせクリスめがけて一直線です。

 

一直線にワーーーーーッときて・・・

 

 

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曲がるんかいっ!

何なのっ、とクリスが拍子抜けしてホッとして振り返るや、

 

 

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ヒェッ!・・・って外見てるだけかいっ!

何なの。

 

 

**********

 

 

うん、やっぱり文章にするとスベりますね。

面白いシーンなんですよ!劇場じゃウケてたんですよぅ・・・

 

 

 

まとめ

 

というわけで結論、やっぱり劇場でどうぞ。

 

いや、ホント面白いんです!笑えるんです、ホント。うまく伝えられないけど。

 

特に主人公の親友が超ナイスなやつで、彼が迫真の真顔でに「スェックススゥレィブッ」って叫ぶシーンとか、刑事さんたちもだけどお客さんたちだってもうドッカーン(爆笑)でしたよ!

なんで私が書くとこんなにつまんなそうにひびくんだ・・・。

 

上映劇場はこちら

 

 

 

ゲット・アウト

GET OUT

監督・脚本 ジョーダン・ピール

製作 ジェイソン・ブラム

キャスト ダニエル・カルーヤ アリソン・ウィリアムズ 

作品詳細 アメリカ、2017年 

 

 

 

 

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