table pumpkin

カトリーヌ・フロ映画なら絶対これ観て!『女はみんな生きている』

 

フランス人女優、カトリーヌ・フロをご存知でしょうか?

 

f:id:kabo123:20171221211924j:plain

(映画『ルージュの手紙』公式サイトより)

 

カトリーヌ・フロ
カトリーヌ・フロは1956年パリ生まれの女優。フランスの国家功労勲章受賞者。
『C階段』(85年)で注目を集め、『家族の気分』(96年)でセザール賞助演女優賞、モリエール賞助演女優賞を受賞。
現在公開中の『ルージュの手紙』では伝説の女優カトリーヌ・ドヌーヴとW主演をはたすなど、60歳をこえた今も第一線で活躍している。

 

rouge-letter.com

 

まさにフランスの国民的女優!貴族のマダムから素朴な助産婦までと幅広い役どころを演じています。

そんなカトリーヌ・フロの数ある出演作の中で、私が最もおすすめしたいのがこちら、『女はみんな生きている』(01年)です。

 

f:id:kabo123:20171221212335j:plain

(Amazon)

 

あらすじ
パリに住むエレーヌ(カトリーヌ・フロ)は自分を家政婦あつかいする夫と息子に不満を感じながらも、ミドルクラスの平和な生活を送っていた。そんなある日、エレーヌは移民の娼婦・ノエミと出会う。ノエミは家族から望まない結婚を強要され、逃れるために家出するも売春組織に捕らえられ、無理やり娼婦にされたという壮絶な過去を持っていた。
組織に追われるノエミを手助けするうち、エレーヌの心境は変化し始める。 

 


フェミニズムを主軸に人種問題・宗教問題・未成年の強制売春などのシビアな社会問題を扱う本作。

なのにその雰囲気は驚くほど軽快!アップテンポのオシャレな音楽も心地いい、疾走感あふれる傑作ヒューマンコメディです。

 

何と言っても一番の魅力は、ヒロイン・ノエミのスーパーウーマンっぷり!
過酷な運命を背負いながらも知恵と美貌を武器に自由を勝ちとっていく勇ましさは、ストイックな不二子ちゃんか女版ジェームズ・ボンドというべきか。
とにかく女性が見てスカッとする活躍をこれでもか!と見せてくれるんです。

 

 

f:id:kabo123:20171223210204j:plain

 

一見ノエミの独壇場にも思える本作ですが、もう一人、観客を最高にスカッとさせてくれるヒロインがいます。夫と大学生の息子がいる平凡な中年女性・エレーヌです。

 

エレーヌとノエミの出会いはパリの裏路地。
ある夜、エレーヌは路上で娼婦(ノエミ)がチンピラたちに半殺しの目に合わされているのを目撃。しかし一緒にいた夫に言われるまま見て見ぬふりをしてしまいます。

気が咎めたエレーヌはノエミの入院した病院を探し当て、重傷を負った彼女の看病をかってでました。
ところが病室に例のチンピラが現れます。まだノエミを狙っていたんですね。
再び暴力を振るわれたノエミを目の当たりにしたエレーヌ、「許せない!」と憤慨するや、なんとチンピラたちを撃退。

そこから始まるエレーヌの大冒険!ノエミを連れて田舎に身を隠し、スイスへ渡り、警察と売春組織の裏をかき…などなど、その素人探偵っぷりは爆笑必死です!

 

 

f:id:kabo123:20171223210222j:plain


しかし罪悪感があったとはいえ、なぜエレーヌは見ず知らずのノエミのためにここまでしたのでしょうか?

 

実はエレーヌの夫と息子というのがも~~~腹の立つヤツらで、洗濯機を回しもしなければご飯は出てきてアタリマエ。ありがたいなんて少しも思わず「家事って主婦の仕事でしょ?」と言わんばかり。(エレーヌも働いてるっての!) 

もちろんエレーヌもそんな2人にモヤモヤした不満を抱えています。でもそれを表には出せず、なんとなく夫の言うことを聞き、息子のワガママを聞き、日々をやりすごしていました。

 

これってエレーヌが臆病とかではなく、多くの人が経験したことのある状況なんじゃないでしょうか?不満はあるけど騒ぐほどじゃないかも、ああでもやっぱり嫌!…でも別に平和だし…みたいにぐるぐるして、動けなくて、愚痴ばっかり増えてくるという。

だからノエミを助けることは、エレーヌにとって自分のためでもありました。非日常的なことに関わることで、何か変わるのではと期待したんです。

 

ヒーロー的なノエミと異なり、エレーヌは多くの人が共感できるキャラクター。
そのため、まるでノエミのパワーが少しずつ伝染していくように勇敢になっていくエレーヌの変化は爽快そのもの!スカッとすること間違いなしです!

 

 

 

******** 

 

 

 

『女はみんな生きている』は正反対のヒロインが起こす化学反応が魅力の作品。
そのためエレーヌは平凡であればあるほどいいわけですが、一方でヒロインとして観客の目を引くものもほしいところ。

 

カトリーヌ・フロはこの匙加減が絶妙!どこから見ても普通のおばさんなのに、一挙一動がものすごくチャーミングで、目で追わずにいられません。

 

ウィキペディアもなくややマイナー作ですが、おもしろさは保証しますし(ただし女性に限る)、なにより女優カトリーヌ・フロの魅力が存分に味わえる作品。
彼女に興味のある方はぜひご覧ください!

 

 

filmarks.com

【中古】DVD▼女はみんな生きている▽レンタル落ち

価格:399円
(2017/12/21 21:29時点)
感想(0件)

 

 ★こちらの映画もおすすめ!

www.kabo-cha.com

www.kabo-cha.com